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未来は人の健康に寄り添う技術に溢れている
「人工知能が不整脈患者を救う」

不整脈には病気に由来するものと、そうでないものがあります。例えば、運動や精神的興奮により、脈が速くなるといったことは生理的な反応です。しかし、この生理的反応でない不整脈は、身体的な病気の兆しである事が多く、健康を気づかう場合は慎重に観察する内容でもあります。

不整脈は、脈が不規則に乱れる現象で、心疾患や高血圧、肺疾患、甲状腺異常など様々な病気の症状である可能性があります。一般的な不整脈の検査は、通常の心電図検査の他に、より詳細なデータを取得するため、24時間装着が必要なホルター心電図をつけて、データを計測します。また計測は、計測器自体の着用性の問題だけでなく、生理的な反応との区別が困難など、課題が多いです。

医療分野の課題を解決するため、世の技術者は様々な技術革新を研究、実験を繰り返しています。私の同級生が「次世代AI搭載型ホルター心電図」を考え出しました。膨大な脈拍計測のデータを蓄積し、それをAIが分析して診断するという、イノベーティブな製品です。

開発元の深圳市楽心平江科技有限公司は、アメリカから帰国したソフト・ハードウェア技術者、AI設計の専門家、医学博士ら優秀なスタッフが集まり設立された会社で、同級生たちの活動を誇りに思いました。

「次世代AI搭載型ホルター心電図」は10日間連続した計測が可能であり、精度は90%以上の検出率を誇り、本製品の本体重量約15gと軽く、左胸部に直接貼り付けるだけで計測可能というものです。コードや電極などの余分な設備はなく、腕にはめたウォッチ型の受信機でデータを保存します。この簡易さが、装着者のストレスの軽減に大きく役立っています。

医療に関係する技術の進化は、個人の命を救うだけでなく、社会的な医療負担の軽減にも繋がります。将来的には病院に行くことなく、不整脈を高精度で検出することが可能になります。 今までの技術を、AIという新しいツールと相まって、シナージを生み出すことで、これまでの課題を一気に解決へと導くことが出来ることを実感しながら、AN-Agencyも世界をつなぐビジネスとして、今後この分野にも注目し、応援していきたいと考えております。