中国2023年8月に輸出された乗用車の合計台数は32.5万台で、そのうち新エネルギー乗用車の輸出台数は7.8万台で、乗用車輸出総数の24%を占めています。
8月のメーカー別輸出状況は、比亚迪汽车が25,023台、特斯拉中国が19,465台、上汽乘用车が18,677台、上汽通用五菱が3,380台、东风易捷特が3,281台、长城汽车が2,947台、吉利汽车が1,155台でした。具体的なパフォーマンスにおいては、上汽などの自主ブランドが欧州で強いパフォーマンスを見せています。今年の最初の8ヶ月間で、「欧州で最も売れている中国の電気自動車」MG4 Electricは累計4.6万台を欧州で販売しました。同時に、比亚迪汽车は東南アジアで徐々にリードしており、新興の自動車企業も活力を継続的に発揮しており、全体の販売量は依然として強いです。
2019年の深セン訪問時、公共交通機関から私用車に至るまで、幅広く電動化されていたことに深い印象を受けました。街は人と車で賑わいながらも、その静けさと速さの共存が印象的でした。
現在の中国では、市民の車の選択が電動とガソリンの間で拮抗しています。補助金があるときは電動車が手に入れやすく、ナンバーの取得も簡単です。その一方で、補助金がなければ、ガソリン車が価格面で優位に立ちますが、燃料費の高さがネックになります。日常的に車を使用する人々は電動車への移行を選好し、不定期にしか運転しない人はガソリン車でコストを抑える傾向にあります。タクシーや配達用車両は大多数が電動化されており、迅速な充電が可能です。
国家レベルの方針により、公共バス、タクシー、貨物運搬車、環境衛生車などが電動車に統一されつつあります。政府機関や公共事業体も従来の外国車から国産電動車に更新されています。日本のハイブリッドカーも注目されていますが、その購入コストと燃料費を踏まえると、まだ一般には高いハードルとなっています。
中国政府はガソリン車の技術開発においては他国に後れをとっているため、電動車に資源を集中させ、グローバル市場での競争を目指している戦略が明確です。